〇おふたりのストーリー
新郎様は古本屋さん、老舗の古本屋さんで修業をされて家業を継がれたばかりです。
そして、新婦様は幼稚園の栄養士さん。
出会いからお付き合いまで1か月。お互いに一緒に居て心地良いことと「この人と結婚する！」と縁を感じたとお話してくださったおふたり。
何事も真摯に受け止められることも、いつも誠実で爽やかな印象も同じおふたりです。

〇ウェディングプロセス
「どこでいつどなたをお招きする結婚式にする？？」そこからひとつずつ丁寧に検討されたおふたり。「この方に来て頂きたい」とゲストのお顔を思い浮かべながら、「こんな結婚式にしたい！」というアイデアが実現する場所として洛東迎賓館を選ばれました。師匠に感謝、先輩に感謝、友人に、そしてご家族に。そのために何が必要か、そんな視点でアイテムも演出もお考えになりました。新婦様は「あまりこだわりはないし手作りもなくていいかな」とお話されていましたが、お仕事の合間にウエルカムボードやボールブーケ、ペーパーアイテムをハンドメイドされました。

〇結婚式の日
少し緊張された様子で到着されました。紋付・白無垢と和装ですがファーストミートのご希望だったので、お支度完了までお互いに見れず･･･、じっと待っておられるような新郎様のお顔が印象的でした。
お支度を整えて、表玄関の軒幕の下でファーストミート。おふたりに笑顔がこぼれ、リラックスされたご様子。そのまま日本庭園で写真撮影。

ゲストが続々と到着されます。ウエルカムスペースには吊り下げた約200枚のお写真。小さな頃から今まで、家族や親戚やご友人達との大切な思い出がいっぱい詰まった部屋で、挙式までゆっくり過ごして頂きます。

神前式。地元の大石神社からお見えの斎主様は、偶然新婦お父様のお知り合い。
ご親族だけでなくゲスト全員が参列された挙式は、厳かでありながら皆さんに見守られアットホームな挙式でもありました。

まもなく披露宴。司会は新郎様が信頼されている先輩にお願いされました。師匠やお世話になっておられる方の祝辞のあとにお食事スタート。ここからおふたりのご家族がシーンごとにクローズアップされました。新婦母、新郎弟様と続き、お色直し入場では新郎様がサプライズでお母様とご入場。BGMはお母様の大好きな歌謡曲。結婚式の直前に探して見つけられたその曲のCDをプレゼントされました。
そして新婦様ご入場。バージンロードを敷いた庭からゆっくりお父様と歩いて新郎様のもとに進まれました。
新郎様ご友人の大喜利、テーブルインタビューと笑いの絶えない披露宴。
ゲストに感謝、結婚式の日にありがとうを言いたい。
それは、おふたりのウェディングコンセプト。それをもとに装飾も演出も進行もすべて選んでいかれた結婚式。司会をされている先輩の絶妙な進行で、爆笑あり涙ありと終始一体感のある披露宴でした。

「結婚式をして良かった。」おひらき後のおふたりの第一声。
結婚式のお荷物搬入の時に「準備の中で大変なこともあったけど、それも含めて必要なことやったんですね」と新郎様がお話してくださいました。
おふたりが伝えたいメッセージを、ゲストおひとりおひとりが受け止めてくださった1日になりました。