〇おふたりのストーリー
出会いは高校時代の「太鼓部」。
部活の先輩で部長だった新郎様と後輩の新婦様。
出会いから4年後にお付き合いをスタートされ、
初デートは映画を観に行かれたそうです。
交際期間9年を経て、昨年の新婦様お誕生日に入籍されたおふたり。
現在は理学療法士として病院勤務の新郎様。
新婦様は今年4月にご実家の古民家をリメイクした
カフェをオープンされました。
いつも周りを温かくほのぼのとした雰囲気にしてくださると同時に、
アクティブでバイタリティ溢れるおふたりです。

〇ウェディングプロセス
本来なら昨年に結婚式を予定されていたおふたり。
コロナ渦の中で、お日取りや場所の調整を続けられました。

「結婚式を自分たちで作っていきたい！」
オーダーのカラードレス、
ペーパーアイテム、
ウエルカムスペースのデコレーション･･･など
ご自身で制作されるものやオリジナルアイテムがいっぱい。
コンセプトやヴィジュアルイメージを明確にされ、
それに沿ってひとつずつ丁寧にご準備を進められました。

今年4月の緊急事態宣言。
宣言解除後に結婚式を、と日程変更されました。
そして宣言の延長が決まった時には、
「予定通り開催する！」とご決断されました。
ご家族やお仕事関係、ご友人のことを考慮され、
たくさん悩み検討されたおふたり。
「結婚式は予定通り行くよ」というゲスト皆様のお言葉も
決断される大きな理由になられたそう。
だからこそ、「より万全の体制で！」と
感染防止対策のアイテム製作や演出を直前まで盛り込まれ、
当日を迎えられました。

〇結婚式の日
梨の木神社でお支度開始。
前日は1日雨模様。それが今日は晴れ渡る空が続く快晴です。

ご親族だけの神前式。
ご来社されるご家族のお顔からは
「待ちに待った日！」という嬉しさが溢れています。
厳粛な挙式と、
挙式前後におふたりを囲み和やかなひと時を過ごされているご様子が、
対照的で印象深いご親族皆さまでした。

披露宴。
ホテルカンラ京都にゲストが続々と到着されます。
おふたりは神社で色打掛に掛け替えされてお写真撮影のため、
先に到着されたゲストは、ラウンジでウエイティング。

まもなく受付スタート。
エントランスのウエルカムデコレーションは、
おふたりのお好きなものたちラインナップ。
大好きなキャンプグッズから思い出フォトまで勢揃いしています。

ミニ消毒液ボトルのエスコートカード。
プロフィールブック＆席次表。
おひとりずつメッセージを添えた席札は
クリアパテーションに無造作に貼りました。

九州の祖母様はじめ、遠方のご自宅からZOOMで参加されるゲストも続々と揃われます。
新郎父・姉様がご準備から万全の体制でその場を作ってくださいました。

披露宴スタート。
色打掛の新婦様は、ご入場と同時に涙が溢れ、
「早いなぁ。」と新郎様が優しく声を掛けてエスコートされています。
新婦様のお顔を見て胸がいっぱいになりました。

緊急事態宣言下の披露宴。
お酒は召し上がって頂けないけれど、雰囲気は満喫して頂こうと
ノンアルコールのワイン・日本酒・カクテル･･･とドリンクは最大限に多種多様。

時間短縮を考えながらも、進行の進め方にひと工夫加えることで
当初希望されていた内容や演出を実現されました。
サプライズムービー、そして新郎様から新婦様へのサプライズ。
その場の全員が「この日を楽しみに待っていた！」と思いながら進んでいく披露宴。

お見送りのフェーバー（プチギフト）は新婦様手作りのクッキー。
お迎えからお見送りまで、
終始手作りアイテムでゲストに感謝を伝えられました。

-予定通りに 希望通りの結婚式が出来ないかもしれない-
コロナ渦の中で、おふたりはその想いをたくさん経験されました。
だからこそ、今日ゲストにありったけの祝福を受けられて
幸せをたくさん感じていただけました。

直接お顔を見て、気遣いながら少しだけ触れて
「おめでとう」や「ありがとう」を伝える時と場所。
特別でかけがえのない日となりました。